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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
いふことの何とて無けれ相遇へばこころ幼くなりて楽しき
水中では懺悔も口笛もあぶく やまめのようにきみはふりむく
一人では田中正造にはなれず身体にチョコレートを詰めていく
渡さないですこしも心、木漏れ日が指の傷にみえて光った
女生徒ら語らひ行くに包帯の小指の一人遅れつつ行く
ありふれた土器のかけらのような午後黒ビールなどちょっと思った
雪掻きの音が私にかぶさりてくるように聞く朝のふとんに
むなもとに天道虫がとまりたりいつも通りをぼやぼやゆけば
もしもしと言い合いておりもしもしをじっと聞きおり電波が悪い
籠り居の日々にしあれど今の今 未来の時間の最先端よ
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