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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
滅んでもいい動物に丸つけて投函すれば地震 今夜も
病苦より逃れんとしてキリストに触れたりし指どこまで伸びる
海に花手向けるときのくらさにて少女は抱いた子猫を放す
ある朝を思いつめたり足りなくて足りなさを過ぎて咽喉を鳴らして
雪月花いち時に見つ しろたへに死者には死者の未来ありけり
少女子をとめごがあやとりをすもあたらしき國つくるがに息をころすも
落魄の身はいづくまで川の上を渡りゆく白鷺ときに光りて
風を切る音聴きたくて振り上げたサランラップの芯振ってみる
ネコかわいいよ まず大きさからしてかわいい っていうか大きさがかわいい
おのづからわれを離れて霧となる息嘯おきその息のごとく詠みたし
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