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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
栗を剝く人のうつむきあるときは知らずの奈落覗きつつ剝く
ひと一人ひと生に使ふ水の
量
かさ
せきれいは小さく水を飲みそむ
現実の迂回路であるこの坂に猫の死体がいつまでもある
敗戦処理投手のやうに引き継いでデスクのうへの灯をともしをり
もうダメだおれはこれから海へ行くそしてカモメを見る人になる
野仏に捧げられたる小菊あり祈りとはただ
匿名
アノニマス
にて
とりの
内臓
もつ
煮てゐてながき夕まぐれ淡き恋ゆゑ多く愉しむ
老いたるは化けやすしとぞ
艹
くさかんむり
かぶれば花よ 私は生きる
シャッターが全部下りてる夜の道に似てる打線を知っていますか
遠き日の水平、リーベ、ぼくの船、沈めて青し秋の内海
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