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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
秋のよるもう寒いねと傳八で品書(しながき)見をり おからがいいね
A god has a “life file”, which is about the collapse of my cool core. (罪色の合わせ鏡のその奥の君と名付けた僕を抱き取る)
二度三度首をまわしてそのあわい人は窓から道を見下ろす
バスのドア開かるるたびにわが足に冬の日が差す心渇きて
胸ぬちに凝れるものを告げ得ざる秋や五裂のもみぢ色づく
何待ちしひと日の暮れぞいたはりのごとくしづかに靄たちてくる
激情の匂いするみず掌(て)にためてわたしはすこし海にちかづく
父なくば育たぬ種など滅ぶべし月下を豹の母と子はゆく
『夜と霧』つめたきこころのままに読みときどきおほき黄の付箋貼る
わが生に歌ありし罪、ぢやというて罪の雫は甘い、意外に
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