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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

カテゴリー: 一首鑑賞

俺という一人称を持たざれば伝えきれない奔流のある

投稿者 大松 達知投稿日: 2010年11月25日俺という一人称を持たざれば伝えきれない奔流のあるにコメント

王冠のかたちに透けるガスの火に獣乳ささぐ秋のおわりは

投稿者 中津 昌子投稿日: 2010年11月24日王冠のかたちに透けるガスの火に獣乳ささぐ秋のおわりはにコメント

酔ひにたりわれゑひにたり真心もこもれる酒にわれ酔ひにたり

投稿者 大松 達知投稿日: 2010年11月23日酔ひにたりわれゑひにたり真心もこもれる酒にわれ酔ひにたりにコメント

わがうちに井戸ありいまだわが汲まぬ井戸にもたれて影ひとつあり

投稿者 中津 昌子投稿日: 2010年11月22日わがうちに井戸ありいまだわが汲まぬ井戸にもたれて影ひとつありにコメント

白昼に覚めたる眼(まなこ)ひらきつつ舟の骨格を見わたすごとし

投稿者 大松 達知投稿日: 2010年11月20日白昼に覚めたる眼(まなこ)ひらきつつ舟の骨格を見わたすごとしにコメント

ムンクの絵〈叫び〉を〈あくび〉と改名す女子高生はただものでない

投稿者 中津 昌子投稿日: 2010年11月19日ムンクの絵〈叫び〉を〈あくび〉と改名す女子高生はただものでないにコメント

からだのないわたしはだれに見えるのか酢のような匂いをひとはうたがう

投稿者 大松 達知投稿日: 2010年11月18日からだのないわたしはだれに見えるのか酢のような匂いをひとはうたがうにコメント

ひとひらの置手紙ある朝なり皿白く輝(て)り誰もをらざり

投稿者 中津 昌子投稿日: 2010年11月17日ひとひらの置手紙ある朝なり皿白く輝(て)り誰もをらざりにコメント

連れられてシベリア出兵を駅に送る兵と馬とのただ長き貨車

投稿者 大松 達知投稿日: 2010年11月16日連れられてシベリア出兵を駅に送る兵と馬とのただ長き貨車にコメント

竹竿(たけさを)の朽ちて割れ目に入りし雨打ちおとしつつもの干す今朝は

投稿者 中津 昌子投稿日: 2010年11月15日竹竿(たけさを)の朽ちて割れ目に入りし雨打ちおとしつつもの干す今朝はにコメント

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  • つぎつぎに「おじやましました」と言ふ声の聞こえて息子もゐなくなりたり
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年9月27日
  • 栗を剝く人のうつむきあるときは知らずの奈落覗きつつ剝く
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年9月26日
  • ひと一人ひと生に使ふ水の量かさ せきれいは小さく水を飲みそむ
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年9月25日
  • 現実の迂回路であるこの坂に猫の死体がいつまでもある
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年9月23日
  • 敗戦処理投手のやうに引き継いでデスクのうへの灯をともしをり
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年9月22日

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  • 梶原 さい子(2023年)
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