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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
街なかにあふれてゐたり花の名を知りたるゆゑにその花さはに
声のして顔を上げたるときに見つ柘榴の一顆裂けて光るを
赤銅の銅鑼とし架かる満月をどおーんと打ちて駆けくだりくる
「ヤギ ばか」で検索すると崖にいるヤギの画像がたくさん出てくる
いまだ陽を知らぬ白さに今年の芽つちのなかよりあらはれいづる
キッチンへ近づかないで うつくしいものの怖さはもう教へたよ
薄曇る空を小さく切り取りぬサランラップの芯を覗きて
父を殺し声を殺してわたくしは一生(ひとよ)言葉の穂として戦ぐ
初冬の浴そう磨く 水が揉む私といういつか消えてしまう影
いちめんの白詰草の中に立つアパートは詩か目を閉じて見る
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