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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ(後編)
酒に酔ひ汚れて帰り来し夫が苦しみ寝入るまでを見てゐつ
革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ(中編)
いま少し飲みたかりしが友はもう向かう岸までさしかかりたり
革命歌作詞家に凭りかかられてすこしづつ液化してゆくピアノ(前編)
梨の実はゆふくらがりに瞑目す死ななければ生きられなかつた人に
ひたすらに泣きたくなるの透きとおるエレベーターで昇りゆくとき
これがハイスピードカメラで記録した好きだと思い込む瞬間です
赤光のなかに浮かびて棺ひとつ行き遙けかり野は涯ならん
赤や黄のあらわれ初めし林冠を白銀坂に立ちて見下ろす
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