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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2009年6月

いちまいの皮膚にほかならない皮膚を引き裂くほどに愛してもみた

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年6月18日いちまいの皮膚にほかならない皮膚を引き裂くほどに愛してもみたにコメント

もうどんな約束もなし身ひとつを運びきたりて菖蒲にかがむ

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年6月17日もうどんな約束もなし身ひとつを運びきたりて菖蒲にかがむにコメント

わが生まむ女童はまばたきひとつせず薔薇見れば薔薇のその花の上に

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年6月16日わが生まむ女童はまばたきひとつせず薔薇見れば薔薇のその花の上ににコメント

右足から蔓を伸ばして右耳に凌霄花の花咲かせたし

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年6月15日右足から蔓を伸ばして右耳に凌霄花の花咲かせたしにコメント

ひるがほは火傷のやうにひらき出づこの叢(くさむら)にあなたは笑ふ

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年6月13日ひるがほは火傷のやうにひらき出づこの叢(くさむら)にあなたは笑ふにコメント

日照雨過ぎムーアの丘に虹立てり大洪水後いく度目の虹

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年6月12日日照雨過ぎムーアの丘に虹立てり大洪水後いく度目の虹にコメント

立ち上がりわが手に縋る柔らかき母がてのひら息子を忘る

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年6月11日立ち上がりわが手に縋る柔らかき母がてのひら息子を忘るにコメント

吃水の深さを嘆くまはだかのノア思いつつ渋谷を行けば

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年6月10日吃水の深さを嘆くまはだかのノア思いつつ渋谷を行けばにコメント

われよりも平熱低きことを知る眠れる首にそっと触れれば

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年6月9日われよりも平熱低きことを知る眠れる首にそっと触れればにコメント

足もとに寄り来る鳩はにんげんがにんげんを殺すことを知らざり

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年6月8日足もとに寄り来る鳩はにんげんがにんげんを殺すことを知らざりにコメント

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