コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2009年11月

冬は冬の枝かたちよき玉蘭(はくれん)につくづくとゐる一つひよどり

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年11月18日冬は冬の枝かたちよき玉蘭(はくれん)につくづくとゐる一つひよどりにコメント

見ないまま抱きあふとき骨格のふかさの中でわが咽喉ほそき

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年11月17日見ないまま抱きあふとき骨格のふかさの中でわが咽喉ほそきにコメント

手のひらに豆腐ゆれゐるうす明かり 漂ふ民は吾かもしれず

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年11月16日手のひらに豆腐ゆれゐるうす明かり 漂ふ民は吾かもしれずにコメント

おそ秋の陽が氾濫する街をきて憎むこと多き愛をおもえり

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年11月14日おそ秋の陽が氾濫する街をきて憎むこと多き愛をおもえり への2件のコメント

自らにつぶやくように小(ち)さくなりしかれども炎(ほ)はおさまりみせぬ

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年11月13日自らにつぶやくように小(ち)さくなりしかれども炎(ほ)はおさまりみせぬにコメント

相聞もインターネットでかわす恋仮想現実ゲームのなかで

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年11月12日相聞もインターネットでかわす恋仮想現実ゲームのなかでにコメント

子は天与の者にてあるか秋の陽は贋金(にせがね)のごと黄菊を照らす

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年11月11日子は天与の者にてあるか秋の陽は贋金(にせがね)のごと黄菊を照らすにコメント

「さびしい時うさぎは死ぬ」と母言ひき呪文めきたるさびしき言葉

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年11月10日「さびしい時うさぎは死ぬ」と母言ひき呪文めきたるさびしき言葉にコメント

苦しみの実りのごとき柿ありて切なしわれの届かぬ高さ

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年11月9日苦しみの実りのごとき柿ありて切なしわれの届かぬ高さにコメント

おとうとはとほくてたふとい 其の背なにいつより触れずわれらねびゆき

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年11月7日おとうとはとほくてたふとい 其の背なにいつより触れずわれらねびゆきにコメント

投稿ナビゲーション

前のページ 固定ページ 1 固定ページ 2 固定ページ 3 次のページ

最近の投稿

  • をさなさははたかりそめの老いに似て春雪かづきゐたるわが髪
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月20日
  • りんごひとつ手にもつ時に空深く果実に降るは果実の時間
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月18日
  • この春は未来の息吹 二つの目縦に並べる人々歩む
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月17日
  • かなしみを晒すごとくに灯のしたの林檎の皮に刃をくぐらせつ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月16日
  • 振り向いてはいけない 翳る軒下に地蔵のように母の立ちいる
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月15日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.