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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2009年11月
雨蛙刺されしのちの脚いたく長しと思ひぬ冬庭の鉢
壮年期過ぎむとしつつ一人称「われ」といへどもはるかなる他者
木枯の生まれた海にゆくまでは文字はやさしい鍵だったのに
見覚えのあるコート着て長椅子に偶像のごとき妻ゐたりけり
いびつなる青きくわりんを黄にかふるおほいなる手よ悲しみの手よ
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