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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2010年4月
薄日さす午後の階段しおからい耳たぶを持つあなたとのぼる
月させば梅樹は黒きひびわれとなりてくひこむものか空間に
枕辺の目覚時計に重なれる手と手に今日が始まらんとす
教室を飛び出したTを追いかける 「t」の横棒みたいに翔んで
提案に補足がありてみづみづしかる截り口は見えなくなりつ
むらぎものいかなる闇に落つるらむ言ひさして熄(や)むことばひとひら
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