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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2010年5月
日が歩(あゆ)むかの弓形(ゆみなり)のあを空(ぞら)の青ひとすぢのみちのさびしさ
ちちははのゐぬふるさとに帰り来て先づはひと泣きさせてもらひぬ
陰(ほと)に麦尻に豆なる日本の神話の五月るるんぷいぷい
絵本に示す駱駝の瘤を子が問へば母はかなしむその瘤のこと
夕闇に消えかかる手はほてりつつ水溜りよりつばめをひろふ
砂浜に立ち尽くしてもなにを見てゐるのか分からないときがある
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