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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2012年8月
いくたびも顎打たれたるボクサーのふたたびを起つ意志を恐るる
はすかひに簷(のき)の花合歓(ねむ)うつしつつ化粧鏡は昏(く)れのこりたり
霧深きテニスコートにボール打つ少年の脛細ければ消ゆ
身の中にマブチモーターを仕込んでるとしか思えぬ奴の素振りだ
両親が出会ったという群青の平均台でおやすみなさい
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