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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2012年9月
かぎり無き蜻蛉が出でて漂へば病ひあるがに心こだはる
蕁麻疹ちりちり熱くてねころ伏すわれにかぶさり来大き紅茸
日の沈めばうす暗き世の隅にゐていぢらしうわれ涙ぐむなり
栗茸(クリタケ)のごと月光に濡れながら造成地の道帰りてきたり
鼻梁ひと筋(すぢ)追ひ詰むるごと顔面を剃り終へにけり寒の水にて
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