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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2014年5月
いまよりはなるにまかせて行末の春をかぞへよ人の心に
常通る汽車の火の粉に焼けたりし露草の花曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の花
すくすくと生ひたつ麦に腹すりて燕飛びくる春の山はた
過去形を使った文を作らせて母の亡きこといまさらに知る
朴の木の芽吹きのしたにかそかなる息するわれは春の山びと
大川にあと白浪の春立ちて名探偵もねぶたかりけり
霞立つながき春日に子供らと手毬つきつつこの日暮らしつ
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