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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2018年7月
別るるためまことわかるるため会いて五十三年 母を葬(はぶ)りぬ
泣いたあと君の右腕枕にして線路のようにずっと恋人
何をみても何を聞いても掘割のむこうの木さえ動かぬものを
花束を買ふよろこびに引きかえて渡す紙幣はわづかに二枚
水飲めば水さむざむと胃にいたる人を憎みてありし一日か
純白のヨーグルトムースのうへにのるペパーミントの栄光と孤独と
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