コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2019年3月
花山周子/春風に杉の樹冠は揉み合える戦にも似る交合のさま
真中朋久/山越えの風にふるへる大枝を寒の夜尿(ゆばり)しつつ思ふよ
鈴木陽美/伸びた分だけしか切らず変わらないわたしが初冬の街に出てゆく
式子内親王/時鳥そのかみやまの旅枕ほの語らひし空ぞ忘れぬ
黒﨑聡美/海苔缶にゆび弾ませててきとうなリズムを生めば少しあかるむ
大辻隆弘/箔かろく圧したるごとき雲はゆき風明かりする午後となりたり
投稿ナビゲーション
前のページ
固定ページ
1
固定ページ
2
固定ページ
3