コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2020年3月
松影を浴みつゝゆくは哀しかり跳びかがよへる斑猫みちをしへかも
結婚二十年のひかりはどことなく凍蝶に似てしづかなひかり
青鷺、とあなたが指してくれた日の川のひかりを覚えていたい
飲みかけの缶コーヒーがあたたまる間もなく冷たくなって笑える
くらがりになほ闇やみと呼ぶぬばたまの生きものが居て芝の上へうごく
木の影とわたしの影のまじりあひとても無口な道となりたり
投稿ナビゲーション
前のページ
固定ページ
1
固定ページ
2
固定ページ
3