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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2021年8月
おおはるかなる沖には雪のふるものを胡椒こぼれしあかときの皿
足の裏なにかぬるつく雨上がりに素足で歩くカーリー寺院
はるかにて互みに
昨夜
よべ
の雪をいふ根雪にとほきわが海の雪
感謝され逆に元気をもらったと言われ西日が焦げ付いていく
秋かぜに靡く山路のすすきの穂みつつ来にけり君がいほりに
ホースリール回せばシュポポはね返りホースの先がしまはれてゆく
秋の日に光りかがやくすすきの穂ここの高屋にのぼりて見れば
知らぬことまだまだありさうコンビニのクリームパンが好きな連れ合ひ
自動車がずずんと過ぎしあとの
路地
ろぢ
犬も雀も素足に歩む
身をひとつ左へゆるい坂道にめぐらせゆけばそこが海です
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