コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2022年10月
還らないひとを探してひまわり畑を歩いた。何日も何日も
スーパーの半額刺身を楽しみに時計を見つつ仕事終へたり
酒粕に鰆ふた切れ漬け込みたりうふふに過ぎる〈待つ〉とふ時間
ゆふぐれの薄墨色から足首を引き抜きながら舗装路を行く
潮のおと耳より心に入れながら脱にんげんの一瞬もある
淀川の縁にて食める焼きそばのああかつおぶしが飛んでいくがな
投稿ナビゲーション
前のページ
固定ページ
1
固定ページ
2
固定ページ
3