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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2022年12月
灯をともすものみな異国の詩を唱え表通りに冬がはじまる
しずけさおときえてこのひろがりに人いなくひと風のむこうにひと
土星が水に浮く 火曜日が休みの週 でもユニクロだよって笑われた
人人と祈りつなぎてともしびの明かきみ堂に年の瀬を越ゆ
すこしずつ花の領土になっていく家のかたちを思い出せない
夜の廊に遭へる吾妻に「こんばんは」といへばほんとに「こんばんは」の気持してくる
ほのほだけをあなたに渡す茶番でもまぢでやるから楽しい、死後は
『嗚呼!!花の応援団』だけ並んでた床屋で切られすぎた前髪
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