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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2011年7月
だらだらとのぼれば坂は美しい「武道館」とふ筆蹟(て)が見えてきて
おみなにはなき愉しみに髭撫でて近代という男の時代
おほははのなづきにしろき花ふれりことのはなべて喪はしめて
わたつみへ帰りてゆける道すがらワインとなりてわれに寄る水
雨に濡れ夜より深き色となるスーツを干せばリビングの闇
稲妻が海を巨いなる皮として打ち鳴らしたる楽の一撃
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