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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2016年11月
磨かれて柱時計は帰り来ぬ。なお聴き継がむ、家の鼓動を
透きとほる袋を揉んで買ひしもの老爺はひとつひとつ詰めをり
桜咲くこの序破急にうつつなく残り少き時間割きをり
君が今どこかで濡れている雨がここにも降りそうで降らなくて
六月の雨吸ひつくしたる量感に山あり山の木木は立ちたり
松の樹におまへも立つたまま老いてみるがいいさと見下ろされたり
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