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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
娘と妻はいさかいながらもどり来ぬ洋服購いて春の街より
咲く花は五分こそよけれ身のうちに残れる五分の力ににほふ
「なにもなにも小さきものはみなうつくし」日向(ひなた)で読めば桃の花ちる
しづもれる杜が見えつつゆつくりと樹木のなかを過ぎゆく時間
ぐあんぐあんと庭のバケツが笑う日はふとんをかぶって寝ることにする
やや重いピアスして逢う(外される)ずっと遠くで澄んでいく水
春靄に濃くつつまれてうづくまる翁は抱けり零の明るさ
石の苔まろまろとありけふひとひいのち交換したきこの苔
みづからを日日解き放てよ大空へおのれほどけてみなぎらふまで
ひそひそと六十五年のかたまりの生きて動いて葱きざみ居る
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