コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
蝶の翅ならば三日の距離ならむ雨水(うすい)を過ぎて手紙は書けず
逢ひたいと思ふ、思へば昼も夜も緋の澱を手に掬ふきさらぎ
春塵をうっすらと置くポストぬぐう偽名も筆名も使わず生きて
どこでもないところへゆきたい あなたでなければならないひとと
啄める林檎の肉のたっぷりとありてひそけくながれゆく時
灯消し稚き妻が息づきぬ窓の外に満ちし冬の月光
劣情が音立つるほど冷えている。きさらぎ、デスクワークのさなか
かなしくも恋と知る日はかたみにも悔いて別るる二人なるべき
そらいろの小花にとりかこまれながら電信柱けふも芽ぶかず
脱ぎ捨てた服のかたちに疲れても俺が求めるお前にはなるな
投稿のページ送り
前のページ
固定ページ
1
…
固定ページ
540
固定ページ
541
固定ページ
542
…
固定ページ
545
次のページ