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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
嶋 稟太郎
舌という薄い肉片ぎこちなくわたしの舌とまじわるしばし
ひとつきりの桃を四人で分け合えば家族と呼んで差しつかえない
瞼を持たざるものは夏の陽をかなしむことも許されざるを
夕方の擬木の柵を乗りこえて川の傍まで行きたくなった
生きることの目的は生き延びること床からひろつた服なども着て
きみの書くきみの名前は書き順がすこしちがっている秋の花
星が光を長く患ういっぽうで違法アップロードのアニメ
ははそはのははもそのこも/はるののにあそぶあそびを/ふたたびはせず
思へども思ひもかねつあしひきの山鳥の尾の長きこの夜を
移動するこごしき音は飛行機のやや後方の空よりつたふ
幸福でありますようにってみんな祈る。雨のなか秀吉は朝鮮へ
似ていない洞穴はない とても細い水道水をカップに注ぐ
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