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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2017年6月

このビルの完成予定のきょうまでになんか変わっているはずだった

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年6月30日

息子とは見るものが違い朝雲のバックミラーを俺は動かす

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年6月29日

違う世にあらば覇王となるはずの彼と僕とが観覧車にゐる

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年6月28日

男をの童わらべペダルの上に身を立ててこのつゆばれの夕べをきたる

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年6月27日

銀行に銀の冷房臭みちて他人(ひと)の記憶のなかを生きをり

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年6月26日

寒あおぞらかぎるもの見ずたかひかる米軍制空権のとうめい

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年6月24日

下じきをくにゃりくにゃりと鳴らしつつ前世の記憶よみがえる夜

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年6月23日

チャーハンの写真を撮つてチャーハンを過去にしてからなよなよと食ふ

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年6月22日

はい、あたし生まれ変わったら君になりたいくらいに君が好きです。

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年6月21日

人齢をはるかに超える樹下に来て仰ぐなり噫、とてもかなはぬ

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年6月20日

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    投稿者: 山木礼子
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  • 遊園地のテラスにとんぼ現れて回転木馬のほうへと抜ける
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  • 石に凍む音ねいろはあれど今朝の朝の谺は須臾に鳴りかはし熄やむ
    投稿者: 山木礼子
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