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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
光森 裕樹
五十年まったき闇を知らざりき停電の夜も眠れるときも
東京を捨ててIT捨てざりき言の葉しるき光森裕樹
もみの木はきれいな棺になるということ 電飾を君と見に行く
ここしかない、そういう風でなくていい 春の柳が風にふくらむ
やや飽きし旅の窓辺においておくみづのかたちはひかりのかたち
酔ひ深き夫がそこのみ繰り返す沖縄を返せ沖縄を返せ
もう会はぬ従兄弟のやうなとほさかな みなとみらいとニライカナイは
沖縄は地球(テラ)に抱かるる守宮かもまるくゆらりと目(まみ)をめぐらす
とぎ水を捨てつつ思ふこの島に取り残さるるごときうつし身
島檸檬島唐辛子島豆腐そうなんだよな島なんだよな
メロンパンの袋をあける いつもとは違うあけ方でとても綺麗に
あら汁の(なんの魚かわからないけどていねいに食べている)あら
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