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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
嶋 稟太郎
漁火が遠くに見える夜の海は見えないだけでたくさんの水
ひったりとつつまれるなら春色のニットを纏う あるいは、脱ぐ
深川の八幡(はちまん)のまつり延びけらし街のかざりを取りゐる真昼
観客のなきスタンドは深々と塗られし椅子があをく連なる
炭竈をのぞきて我はあかあかと照り通りたる炭木を見たり
階段を少し降りたら水田でもっと降りたらみずうみでした
好きでいるまだ好きでいるカステラのまぶしいところをちぎって食べる
繰りかへす日々をしづかに引き受けて烏賊の甲ほど薄き石鹼
目覚めたら息まっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき
世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っています
南極に宇宙に渋谷駅前にわたしはきみをひとりにしない
スポンジを何度もしぼる透明な水がでてくるようになるまで
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