コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

投稿者: 染野 太朗

写真に忘れられた海岸をきみもまた忘れるだろう どこまでも道は

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月29日

わが指が日本地図を指してゆくそこに友だちが生きてると思い

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月27日

木の周辺部は白太と云うが中心部は赤身と云える 魚のごとし

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月25日

上顎に湧きあがりつつほどけゆくくしゃみの余韻、中庭に鳩

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月22日

家々にしずかなる松葉降り当たりうつくしき色、茶色というは

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月20日

箇条書きで述ぶる心よ書き出しの一行はほそく初雪のこと

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月18日

帰ったら雑穀ご飯でも食べよ新宿代々木原宿渋谷

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月15日

今週会った人たちはみんないい人で土曜の夜は紅茶を飲んだ

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月13日

花火した話を人にしているとときどき誰とと聞く人がいる

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月11日

寒くなるほどさびしくなっていきやがるカレンダー薄っぺらな心め

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月8日

もう君の望むことしか言えないよ灰皿に落ちる無数の蛍

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月6日

ひと跨ぎできるつもりがやや高くいちど腰掛けてから急いだ

投稿者 染野 太朗投稿日: 2018年12月4日

投稿のページ送り

固定ページ 1 固定ページ 2 … 固定ページ 13 次のページ

最近の投稿

  • 路地、猫を追う君を追わない僕を、気にしなくてもいいから、猫を
    投稿者: 内山晶太
    2025年5月14日
  • 足たゝば箱根の七湯七夜寝て水海みづうみの月に舟うけましを
    投稿者: 山木礼子
    2025年5月13日
  • 防腐剤入りのしおから レーニン廟 くさらぬという死にかた愉快
    投稿者: 内山晶太
    2025年5月12日
  • こさめこさめ 永遠のその翌朝も朝顔日記は白紙のままで
    投稿者: 山木礼子
    2025年5月10日
  • てのひらに一錠のせるあめつちの金木犀が散り敷くあした
    投稿者: 内山晶太
    2025年5月9日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 日高 堯子(2024年)
  • 土井 礼一郎(2024年)
  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.