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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2010年11月
喪主として立つ日のあらむ弟と一つの皿にいちごを分ける
年寄りの冷や水だらうと人の言ふお年寄りには温かい茶を
山いもをすすりあげたる口もとと何の脈絡もなく塔がある
ひとふさの葡萄といへど手に余り内なる闇のかがやきにけり
引伸ばせし寫眞の隅の卓のうへ黑きはきみの手袋と知りぬ
山みれば山海みれば海をのみおもふごとくに君をのみ思ふ
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