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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2014年2月
わが胎より出でたる者を何(なに)のそのと妻はためらはず子供の日記読む
かの子等はあをぐもの涯にゆきにけり涯なるくにを日ねもす思ふ
眼と心をひとすじつなぐ道があり夕鵙(ゆうもず)などもそこを通りぬ
雪しろの はるかに来たる川上を 見つゝおもへり。斎藤茂吉
いつにても顔の高さに海音のありて明るし寂し療園
今日の夕日はいたく重たくうす黒くビルの背後に墜ちてゆきたり
この町の見知らぬ人と一本の大根の上下分け合ひ暮らす
春畠に菜の葉荒びしほど過ぎて、おもかげに 師をさびしまむとす
まるまるとまるめまるめよわが心まん丸丸く丸くまん丸
かくばかり 世界全土にすさまじきいくさの果ては、誰か見るべき
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