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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2015年2月
こころみに石をひろひて投げて見むねぶるが如し春の川水
地下鉄のなかを泳げる魚かなザジに小さなくちづけをして
をのもしれなきてしおもてひとしらしとひてもをしてきなれしものを
晩年はおんなどうしで暮らしましょう木の実草の実分けあいながら
老いの書に史記をひもどくいつよりか如月いまだ立ち戻る冷え
昔はもつと寒かつたのだアルバムに残る写真はみな着膨れて
マラソンの三万人の人の河都市の静脈を流れゆきたり
ヒーローはみんなを助ける人なりと京王線にをさなご元気
寒晴れの真白き山のとんがりを奪ひてゆかな明日の心に
しらたきをずぶりと摑み水を切るこころに触れるってそうこんな感じ
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