コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2015年2月

こころみに石をひろひて投げて見むねぶるが如し春の川水

投稿者 さいかち 真投稿日: 2015年2月28日

地下鉄のなかを泳げる魚かなザジに小さなくちづけをして

投稿者 松村 由利子投稿日: 2015年2月27日

 をのもしれなきてしおもてひとしらしとひてもをしてきなれしものを

投稿者 さいかち 真投稿日: 2015年2月26日

晩年はおんなどうしで暮らしましょう木の実草の実分けあいながら

投稿者 松村 由利子投稿日: 2015年2月25日

 老いの書に史記をひもどくいつよりか如月いまだ立ち戻る冷え

投稿者 さいかち 真投稿日: 2015年2月24日

昔はもつと寒かつたのだアルバムに残る写真はみな着膨れて

投稿者 松村 由利子投稿日: 2015年2月23日

 マラソンの三万人の人の河都市の静脈を流れゆきたり

投稿者 さいかち 真投稿日: 2015年2月21日

ヒーローはみんなを助ける人なりと京王線にをさなご元気

投稿者 松村 由利子投稿日: 2015年2月20日

 寒晴れの真白き山のとんがりを奪ひてゆかな明日の心に

投稿者 さいかち 真投稿日: 2015年2月19日

しらたきをずぶりと摑み水を切るこころに触れるってそうこんな感じ

投稿者 松村 由利子投稿日: 2015年2月18日

投稿ナビゲーション

固定ページ 1 固定ページ 2 固定ページ 3 次のページ

最近の投稿

  • つぎつぎに「おじやましました」と言ふ声の聞こえて息子もゐなくなりたり
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年9月27日
  • 栗を剝く人のうつむきあるときは知らずの奈落覗きつつ剝く
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年9月26日
  • ひと一人ひと生に使ふ水の量かさ せきれいは小さく水を飲みそむ
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年9月25日
  • 現実の迂回路であるこの坂に猫の死体がいつまでもある
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年9月23日
  • 敗戦処理投手のやうに引き継いでデスクのうへの灯をともしをり
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年9月22日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.