コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2017年1月

みづからを家の深くに進めゆく音せりよるの老い母の杖

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年1月31日

利己的な点すこしある友人の話題が靴下(ストッキング) のことに戻る

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年1月30日

ペンギンに踏まれる感触の夢さめて満ちくるごとく身に力あり

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年1月28日

つま先に灯を点すような恋だった 靴下を履くことを覚えた

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年1月27日

鍋の火を消してふりむく裏口の暗さの向こう燃えている空

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年1月26日

君の弱みのごとく見ている靴下の裏側すこし汚れいたれば

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年1月25日

マンションより月夜に箱を運び出す男に淡き尻尾がありぬ

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年1月24日

少しやさしくされると少し気になってしまう単純 靴下を脱ぐ

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年1月23日

淡雪にいたくしづもるわが家近く御所といふふかきふかき闇あり

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年1月21日

なんでなんで君を見てると靴下を脱ぎたくなって困る 脱ぐね

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年1月20日

投稿ナビゲーション

固定ページ 1 固定ページ 2 固定ページ 3 次のページ

最近の投稿

  • 誰にでもある思い出を聞きながら新潟県の夜を歩いた
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年12月2日
  • つよい国でなくてもいいと思うのだ 冬のひかりが八つ手を照らす
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年12月1日
  • 黄昏に遅れてくらみゆく沼の/口をひらいて人の名をよぶ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年11月30日
  • 水鳥のからだのなかに水平を保てる水のあり冬の空
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年11月29日
  • 死ぬものと死なないものに分けていく思考に鳥が座礁している
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年11月28日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.