コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2011年3月

うつたうしき気分の父とカバを見るカバは目つむる花降るときを

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年3月31日うつたうしき気分の父とカバを見るカバは目つむる花降るときをにコメント

雨の日のさくらはうすき花びらを傘に置き地に置き記憶にも置く

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年3月30日雨の日のさくらはうすき花びらを傘に置き地に置き記憶にも置くにコメント

家々に釘の芽しずみ神御衣(かむみそ)のごとくひろがる桜花かな

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年3月29日家々に釘の芽しずみ神御衣(かむみそ)のごとくひろがる桜花かなにコメント

ほらあれさ何て言ふのか晴朗なあれだよパイナップルの彼方の

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年3月28日ほらあれさ何て言ふのか晴朗なあれだよパイナップルの彼方のにコメント

白鳥の飛来地をいくつ隠したる東北のやはらかき肉体は

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年3月26日白鳥の飛来地をいくつ隠したる東北のやはらかき肉体はにコメント

思ひ屈してゐたるわが身は立ち上り食ととのへむ籠さげて出づ

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年3月25日思ひ屈してゐたるわが身は立ち上り食ととのへむ籠さげて出づにコメント

真木(まき)ふかき谿よりいづる山水(やまみづ)の常あたらしき生命(いのち)あらしめ

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年3月24日真木(まき)ふかき谿よりいづる山水(やまみづ)の常あたらしき生命(いのち)あらしめにコメント

残党を狩るごとく口腔内のフォワグラ舌で拭ひたりけり

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年3月23日残党を狩るごとく口腔内のフォワグラ舌で拭ひたりけりにコメント

人どよむ春の街ゆきふとおもふふるさとの海の鴎啼く声

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年3月22日人どよむ春の街ゆきふとおもふふるさとの海の鴎啼く声にコメント

干し網は白く芝生にうたれつつ輝く時のいまは過ぎゆく

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年3月21日干し網は白く芝生にうたれつつ輝く時のいまは過ぎゆくにコメント

投稿ナビゲーション

固定ページ 1 固定ページ 2 固定ページ 3 次のページ

最近の投稿

  • 何気なく凭れしものが確かなる支えとなりて冬の雲見る
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年12月4日
  • 誰にでもある思い出を聞きながら新潟県の夜を歩いた
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年12月2日
  • つよい国でなくてもいいと思うのだ 冬のひかりが八つ手を照らす
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年12月1日
  • 黄昏に遅れてくらみゆく沼の/口をひらいて人の名をよぶ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年11月30日
  • 水鳥のからだのなかに水平を保てる水のあり冬の空
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年11月29日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.