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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2013年11月

片脚のなき鳩ありて脚のなきことを思わぬごとく歩きぬ 

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年11月30日片脚のなき鳩ありて脚のなきことを思わぬごとく歩きぬ にコメント

そのあとはわれの鎖骨をこんこんと叩いてきみは眠るのだった

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年11月29日そのあとはわれの鎖骨をこんこんと叩いてきみは眠るのだったにコメント

手の甲に浮く老斑の濃く淡くひと恋いしこと長く忘れず

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年11月28日手の甲に浮く老斑の濃く淡くひと恋いしこと長く忘れずにコメント

「そら豆って」いいかけたままそのまんまさよならしたの さよならしたの

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年11月27日「そら豆って」いいかけたままそのまんまさよならしたの さよならしたのにコメント

傾けむ国ある人ぞ妬ましく姫帝によ柑子差し上ぐ

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年11月26日傾けむ国ある人ぞ妬ましく姫帝によ柑子差し上ぐにコメント

前籠に午後の淡雪いっぱいに詰め込んだまま朽ちる自転車

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年11月25日前籠に午後の淡雪いっぱいに詰め込んだまま朽ちる自転車にコメント

リタイヤ官吏背広着てカツカレー喰ふ憲政記念館食堂のあどけなき昼

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年11月23日リタイヤ官吏背広着てカツカレー喰ふ憲政記念館食堂のあどけなき昼にコメント

アトリ科の鳥とのみしか分からぬが柿の枝より移りてゆけり

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年11月22日アトリ科の鳥とのみしか分からぬが柿の枝より移りてゆけりにコメント

うみ おちて つち に ながるる かき の み の ただれて あかき こころ かなし も

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年11月21日うみ おちて つち に ながるる かき の み の ただれて あかき こころ かなし もにコメント

つはぶきの花は日ざしをかうむりて至福のごとき黄の時間あり

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年11月20日つはぶきの花は日ざしをかうむりて至福のごとき黄の時間ありにコメント

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