2019年07月のアーカイブ

平岡直子/夕暮れの皇居をまわるランナーはだんだん小さくなる気がしない?

明日の八時までにアップします!

奥山善昭/鉛筆を削り何か待つてゐる光傾くまでのことにて

吉田恭大/朝刊が濡れないように包まれて届く世界の明日までが雨

奥山善昭/トラックを走らせて狭き今日の思ひ運転席にてモーツァルトを聞く

今日の日々のクオリアお休みします!

松村由利子/平日のマチネー混めば東京はまだ大丈夫(なのか)日本も

吉田恭大/(演説は退屈だけれども、/と男が言った。/そこから先は案の定有料だった。)

明日の朝七時までにアップしなかったら1回お休みします。

伊東一如/まつろはぬ人でありしをいつよりか保守の地盤となれるを憂ふ

吉田恭大/ここは冬、はじめて知らされたのは駅、私を迎えに来たのは電車

白川ユウコ/OKのかたちのままに道の上に白い手袋が死んでいる

吉田恭大/ここはきっと世紀末でもあいている牛丼屋 夜、度々通う

日を跨ぐまでにはアップします。

橘夏生/二十三階のバルコニーにて川本くんを待つわたしは大阪ジュリエット

吉田恭大/砂像建ちならぶ海際から遠く、あなたの街もわたしも眠る

池田はるみ/さびしうてならぬ日本がさびしうてならぬ相撲に重なりてゐる

吉田恭大/(ぢつと手をみる)/というオプション。/(たはむれに母を背負)ったりする、/そういうオプション。

人見絹枝/スポーツに我身(わがみ)くだけと思(おも)ひしも去年(こぞ)のことなり今(いま)は淋(さび)しも

田口綾子/寒からばベーコンいちまい身にまとひ生(なま)ベーコンエッグと名乗らまし

岡下香/人生も料理の味も旨味を出すほんの少しの匙加減 その匙がない

田口綾子/過去形がかくもさびしきものなるを分かちあふためにやは別れは

純多摩良樹/食事後の獄は最も静かなりその寂けさのひとときを堪ふ

田口綾子/過去形がかくもさびしきものなるを分かちあふためにやは別れは

中川智正/りんご樹をこの世の隅に今植える あす朝罪で身は滅ぶとも

田口綾子/非常勤講師のままで結婚もせずに さうだね、ただのくづだね

相原かろ/くっついた餃子と餃子をはがすとき皮が破れるほうの餃子だ

田口綾子/別に期待してないけど、と言はるれば怠る今日の手洗ひ・うがひ

後藤由紀恵/どこへでも行けるからだは雛の日の陽ざしの中を職場へとゆく

田口綾子/ストッキング、感染してると君は言ひわれのタイツは伝線したり

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