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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

投稿者: 佐藤 弓生

鈴鹿嶺に雪ふりつみてはるかなる稜線はわがまなかいに冴ゆ

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月30日

意志ぢやなく空気でうごく会議室ありぬ戸外におよぐ蘭鋳

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月28日

行けるまで行こうと夫とつれだちて幼のごとく新雪をふむ

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月26日

シクロホスファミドの袋を御守りのように思いき素人であれば

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月23日

ベッド柵にローソンの袋を結わえてゴミ袋にして、ここにあなた、昨日あなたを吊ろうとしていた

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月21日

みんなもう忘れかけてるとりどりにスカイツリー色をかえてきれいだ

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月19日

途中にて乗換の電車なくなりしに、 /泣かうかと思ひき。 /雨も降りてゐき。

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月16日

「歌詠みに砂漠は合わぬ」簡潔に書かれし文にひとひこだわる

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月14日

エルサレムのどの食堂にもCoca-Cola並んで赤い闇、冷えてます

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月12日

背かれた悔より愛しすぎた悔 青い鳥などこの世にゐない

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月9日

ヌマタラウとこゑに出だしてよびやればヒシクイ雁自らの名を知る者を見め

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月7日

少しずつ角度違えて立っている三博士もう春が来ている

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年1月5日

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  • ひと一人ひと生に使ふ水の量かさ せきれいは小さく水を飲みそむ
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