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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2013年2月

梅咲いて梅散ってたちまち終わりにき風ひかる二月われのきさらぎ

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年2月28日梅咲いて梅散ってたちまち終わりにき風ひかる二月われのきさらぎにコメント

ひそかなる盗みに似たりひとりなる姪を抱きて行く街のうら

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年2月27日ひそかなる盗みに似たりひとりなる姪を抱きて行く街のうらにコメント

行きずりにタアバン白き少女見て塑像かと思ふくれぐれの橋

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年2月26日行きずりにタアバン白き少女見て塑像かと思ふくれぐれの橋にコメント

熟柿(うれがき)はわれを抱きし伯母のやうぽたぽたとして皮破れさう

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年2月25日熟柿(うれがき)はわれを抱きし伯母のやうぽたぽたとして皮破れさうにコメント

さしだせるひとさしゆびに蜻蛉はとまりぬ其れは飛ぶための重さ

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年2月23日さしだせるひとさしゆびに蜻蛉はとまりぬ其れは飛ぶための重さにコメント

高々と資材吊り上げ夕焼けの中にクレーンなほ動きゐる

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年2月22日高々と資材吊り上げ夕焼けの中にクレーンなほ動きゐるにコメント

消燈のころ世をしのぶごとく来て美しかりき汝がサングラス 

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年2月21日消燈のころ世をしのぶごとく来て美しかりき汝がサングラス にコメント

遠い朝のように母来て縁側の夏のほとりに吸うている桃

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年2月20日遠い朝のように母来て縁側の夏のほとりに吸うている桃にコメント

『わが告白』なる自著の上に降りそそぐ批判の渦の中の春先

投稿者 都築 直子投稿日: 2013年2月19日『わが告白』なる自著の上に降りそそぐ批判の渦の中の春先にコメント

日常のわが段落に埋めおきし球根がけさ洎夫藍に咲く

投稿者 吉野 裕之投稿日: 2013年2月18日日常のわが段落に埋めおきし球根がけさ洎夫藍に咲くにコメント

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