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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2014年8月
よるべなく なほ南溟の空をとぶ。ああ戦友別盃の歌
安物のパズルのような隙間あり この家にあるいはわたしの中に
ピカッドンと 一瞬の間の あの静寂 修羅と化すときの あの静寂
しびれ蔦河に流して鰐を狩る女らの上に月食の月
戦ひにわが友多く死ににけり昭和二十年ひとしく行年十五歳
いつだつて蛍光灯に照らさるるわれは浅蜊の殻より暗し
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