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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2016年2月
胸より胸に抱かれ花にも風にもなる火にもなるもの嬰児(みどりご)と呼ぶ
サリンジャー死にし話題は牡蠣の殻開けて啜らむとする間に終る
大写しされし鯨は赤道をひとつとびして飛沫(しぶき)をあげる
あぢさゐもばらも知らない受刑者は妻と三歳のむすめを詠ふ
生くるため不可欠なものにありし頃一丁の斧美しかりけむ
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