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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2017年7月

幼年時代の記憶をたどれば野の果てで幾度も同じ葬列に会う

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年7月19日

桃の木はいのりの如く葉を垂れて輝く庭にみゆる折ふし

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年7月18日

七月十七日かなかな鳴けり幾度か短く鳴けり夜のベランダに

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年7月17日

連結して貨車降りるときこはばりし指のはずれずふる雨の中

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年7月15日

モナリザは笑みてをらずと夢に来し誰かは言へり雨月ふかき夜

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年7月14日

さそはれて窓より首を出すときにみじかすぎたり人間の首

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年7月13日

「蠅はみんな同じ夢を見る」といふ静けき真昼 ひとを待ちをり

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年7月12日

給油所のうえの虚空はさざなみの沼につづけり 横ながの沼

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年7月11日

橋なかば傘めぐらせば川下に同じ橋あり人と馬行く

投稿者 光森 裕樹投稿日: 2017年7月10日

さかいめのなき時を生きゆうらりと瞳うるわし川底の魚

投稿者 今井 恵子投稿日: 2017年7月8日

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