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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2010年9月
初めより命と云へる悩ましきものを持たざる霧の消えゆく
話すほどねぢ曲がつてゆくさきゆきのあきらかなれど受話器を置けず
ぺらぺらと業界用語で喋りだすぼくなんだけど誰だこいつは
のんきさうに雲が通ると見てをればほとほとのんきな人とぞいはる
ああなにかとぐろを巻けるかなしみが夜の故宮にしづんでゐたり
一袋の苗を抱へて過ぐるときいつせいに木々の視線は降り来
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