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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2014年10月
自らの力出す如く焼かれゆくフライパンの中の一片の肉
やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに
この路をすきとほらせよ車椅子みづいろなればさかなもよりく
とほ世古りし丘にならびて子らの見るゆふ焼け空の中に還りぬ
枯れすすきドライフラワーであることに気付けり風にふわふわ揺れて
昨日まで莫妄想を入れおきしへなむし袋今破りてむ
残し置くものに未練はあらざれどうすきガラスのこの醤油差し
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