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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2017年7月
さびしさに死ぬことなくて春の夜のぶらんこを漕ぐおとなの軀
参道の夜店の面に目がふたつ開いたままに暮れどきに入る
いつか死ぬ点で気が合う二人なりバームクウヘン持って山へ行く
末なるがめぐしきものと群肝の心にしみぬしが幼聲
卓のグラスに映れるわれら人生のこの一齣も劇的ならず
針の目の隙間もおかずと押し浸す水の力を写したまへり
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