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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2020年8月
黙祷の一分間をさしはさみ茫たる午前午後となりゆく
この冬のあい間あい間に春の風吹きいたり引きちぎられてゆく四季
かくろひし水路さがしていくこころ万葉集はとほき口笛
思想誌を凶器のごとくあふれしめ書肆に兵士の裔ならびたつ
つかみつつ、探るのだ、その軟便を、或いは便座そのものをさへ
蛍火といふからには火 親指のふかづめを隠して受け取りつ
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