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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2021年8月
夜空とか映画館とか指先が見えなくなると会いたく思う
うしろすがたに葉陰は揺れてもうそこに戻ることはない、夕闇の庭
生れたるばかりにて危険を知らぬ蠅われのめぐりにしばらく飛びつ
とことはにまた新しくきみを恋ふ老いて病んでも尖塔だから
ほんとうに夜だ 何度も振り返りながら走っている女の子
わたしはあなたにならない意思のなかにある淋しさに火という火をくべる
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