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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
林檎の花透けるひかりにすはだかのこころさらしてみちのくは泣く
トリニダード・トバコって国にはたぶん行かない 裏窓に咲く花を見ている
言葉から言葉つむがずテーブルにアボカドの種芽吹くのを待つ
かかえこむ人だったのだ文机のメモに「捨てる!技術」とありぬ
春の雨降りやむまでを電話のない電話ボックスの中で待ってる
いつもながらのわざとらしさが嬉しいぞ霧晴れてさらに高き山頂
ふるくにのゆふべを匂ふ山桜わが
殺
あや
めたるもののしづけさ
人生という長き悪夢の覚める朝ああよく寝たと欠伸などして
人類は「パンツをはいたサル」であり「マスクをつけたサル」ともなった
生きたがるいのちがあるので生きているただそれだけのおあいそ笑い
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