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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2014年11月

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂

投稿者 一ノ関 忠人投稿日: 2014年11月29日

杉やにのごと赤ぐろき夕ぐれよ行方不明のひとりみつかる

投稿者 前田 康子投稿日: 2014年11月28日

今日にかけてかねて誓ひし我が胸の思ひを知るは野分のみかは

投稿者 一ノ関 忠人投稿日: 2014年11月27日

今日は少し疲れてゐるのハロウィンの南瓜のやうに笑つて見せる

投稿者 前田 康子投稿日: 2014年11月26日

益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜

投稿者 一ノ関 忠人投稿日: 2014年11月25日

日記繰る手もとに風の吹込みて罌粟の押花破れて飛びたり

投稿者 前田 康子投稿日: 2014年11月24日

たまさかに人のかたちにあらはれて二人睦びぬ涙流るる

投稿者 一ノ関 忠人投稿日: 2014年11月22日

草花に目をとめ歩く余生とは秋の空気をふかく吸うこと

投稿者 前田 康子投稿日: 2014年11月21日

遊びたるひとつ水雷艦長に幼きこゑをのこし、まばゆし

投稿者 一ノ関 忠人投稿日: 2014年11月20日

こごえたる手に戻る血の熱くして生くるは佳しと孤り思ひつ

投稿者 前田 康子投稿日: 2014年11月19日

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    投稿者: 梶原 さい子
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