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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2016年9月

包丁で刺したる男「恨むならヒッタイトを恨め」と呟けり

投稿者 三井 修投稿日: 2016年9月19日

ひとつづつ透きゆく卵パックには阿古屋貝のかなしみが溜まる

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年9月17日

どこまでが路と分らぬ濃霧なり戦場を人生を想ひつつ行く

投稿者 三井 修投稿日: 2016年9月16日

残像をひきて振り子は狂ひなき軌道のさきのたましひを打つ

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年9月15日

今日一日身を鎧いいしジャケットの型くずれたり椅子の背が着る

投稿者 三井 修投稿日: 2016年9月14日

「斎藤さん」より少しだけ美しい「真夏の夜の夢の斎藤さん」

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年9月13日

寝入りばな何を騒ぐと服たちをタンスに叱ればケータイ現る

投稿者 三井 修投稿日: 2016年9月12日

一匹の死魚を貰いて一芸を見せるバンドウイルカを目守[まも]る

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年9月10日

車椅子の旅「一階の左奥‥‥」「二階の右隅‥‥」と検査室めぐる

投稿者 三井 修投稿日: 2016年9月9日

むかふ向きに何して遊ぶ二人子かチョークで描きし扉を閉ざし

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年9月8日

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    投稿者: 梶原 さい子
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